活動情報

「令和6年(2024年)能登半島救援ニュースNo.136」

やさしや足湯隊レポートNo.23
 
第33次足湯隊(2025年8月14日~17日)の活動報告です。スタッフ2名、ボランティア3名の計5名で活動を行いました。この33次隊は、いつもの足湯ボランティアではなく、お祭りが中心の4日間になりました。
8月14日は、穴水町でいつもお世話になっているガソリンスタンド森本石油の森本さん主催の千住院「復興の灯」。キャンドルナイトやランタン祭りのお手伝いをしました。地震が起きた去年から開催して、今年で2度目の開催です。去年に比べて、千住院のお片付けも進んでおり、プロジェクションマッピングとの融合は、何とも言えない幻想的な空間を創り出していました。
8月15日は、被災地NGO恊働センターが拠点を置かしてもらって、いつもお世話になっている西岸で花火大会が開催されました。今年で、なんと32回目の開催となり、みんなで歌ったり踊ったり笑ったり、大いに盛り上がりました。最後には、至近距離で打ちあがる大迫力の花火に涙を流す方もいらっしゃいました。
8月16日は、穴水町の下唐川で「夏星空フェスタ」が開催されました。足湯隊は、夏祭りの休憩スペースで足湯ボランティアを行いました。去年も、このお祭りで足湯ボランティアをさせていただき、今年は畑を再開したり、他愛もない話で盛り上がったりと去年の夏に比べて日常が少しずつ戻ってきているように感じました。その反面、これからのことがもう決まっている方と、まだ先行き不安な方との格差と焦りも感じました。足湯隊は、様々な立場の住民さん一人ひとりに寄り添えるよう今後も足湯を続けていこうと思います。
今回の足湯ボランティアで聴こえてきた「つぶやき」とボランティアの感想を一部紹介します。
◎つぶやき
・縁がないとなかなか来ない場所なんだけどこういうとこに来ると新しい縁を作れるのがいいね(下唐川集会所・30代・男性)
・実家に帰ってきたんだけど祭りで足湯をしてくれているとまた帰ってこようと思えてとても有難い(下唐川集会所・40 代・女性)
・学校の先生をしてるけど子供が皆安全に集まれるかとかそれぞれの環境を考えることが大変だ(下唐川集会所・60代・女性)
・道路の陥没まで起きるとは思わなかったですね。今回は、鉄道の法面の方もやられてしまって…いたいし、つらいとこですね。復旧は…正直はっきりとは分からないですが、道路がかなりひどいようですし、鉄道の方は、こども達の夏休み中には復旧させたいという願いはあります。
(能登中島駅・60代・男性)
◎ボランティアの感想
・能登中島駅から代行バスに乗り換えになります。七尾駅でもですが、運転士さん、駅員さん、バスの運転手さんそれぞれ、大きな声で丁寧にどこまで行くのか、切符はどうするのかを説明されていました。お互いに「大変ですがよろしくお願いします」「はい、おまかせください」と笑顔で挨拶されている様子に、この地区の素朴さ明るさを感じました。
・コミュニティの力を実感し、人と人とが協力し合うことの重要性を実感したことです。振り返りミーティングでは、能登の人々が災害直後に自らの力で道路を直したという話を聞きました。また、地域ごとにお祭りを協力して実施するなど、強固な助け合いが行われていることを知りました。私の身近な地域では、こうした助け合いは十分に行われていないように思われ、その差を考えさせられました。一方で、そのコミュニティ同士がつながることの難しさも感じました。仮設住宅への移転などで、多くの方々が他地域の方と関わりを持たないといけない状況にあります。その一方で、他地域の方は孤立しているという状態があるように感じます。コミュニティ同士をどのようにつなげていけるかを今後も考えていく必要があると感じました。]
 
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年
能登半島地震」の助成を頂き活動しています。
*私たちの活動は日本財団からの助成を受けて活動しています。引き続き現地からの情報を発信していきます。
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
・ヤフー募金でもご寄付いただけます。
・郵便振替口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO協働センター
・銀行振込 ゆうちょ銀行一一九支店 座番号
NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。
 
3能登半島地震救援ニュースno136.3
能登半島地震救援ニュースno136.2
能登半島地震救援ニュースno136.1
 

カテゴリー:

投稿日:2025年09月09日