令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュースNo.150
やさしや足湯隊レポートNo.29
第37次足湯隊の活動報告です。今回は2025年12月12日(金)から12月15日(月)の4日間、スタッフ4名ボランティア8名で活動しました。13日は午前中に輪島市の金蔵集会所、もとやスーパー、午後に町野町第一団地仮設住宅で足湯をさせていただきました。
14日は午前中に輪島市の宅田第一団地仮設住宅、七尾市の中島町第一団地仮設住宅、午後に穴水町の白山団地仮設住宅で足湯をさせていただきました。
また、宅田仮設と白山団地仮設では足湯と並行でクリスマスカードづくりも行いました。これは月に1度開催している「つぶやきを考える会」にて、「子供や孫が遠くにいるため、会えなくて寂しい」というつぶやきや孤独な暮らしがある現状に着目、「会えなくてもつながる手段として手紙はどうか」という提案で実施するになりました。材料費は「つぶやきを考える会」に参加してくれているMBSラジオ「ネットワーク1.17」の西村愛さんからご寄付いただきました。ありがとうございます!
カードづくりでは、色々な材料を使ってオリジナリティあふれるカードを作成、俳句を詠む方や年賀状を作る方も!その後は お互いに見せ合ったり、褒め合ったりと温かい時間となりました。「可愛いのができたから、家に飾る!」と言ってくれた方や、作ったポンポンを集会所に飾ってくれる方も。今回は手紙のやりとりまでは至りませんでしたが、皆で作った作品があの時間の思い出となり、住民さんと私たちボランティアをつなげてくれると思います。
足湯で聴こえてきた「つぶやき」と参加したボランティアの感想の一部を紹介します。
◎つぶやき
「今の暮らし」
・普段車ないからねぇ、どこも行けん。〇月〇日に解体したから、そのときは送ってもらって見に行ったんよ。ひとりよ。ここに居る人は独り身の人も多いよ。家にいると気が滅入る。ここでこうやって集まれるのがいいね。(80代女性)
・子どもらでの合宿とかあってもいかせたくない。地震が起きてからは怖くて、雨とか雪も怖い。小学校までのバスも正直乗せたくないけど、しょうがないから乗せてる。(30代女性)
「これから」
・まだ誰にも言ってないけど、ここ離れて○○町行くつもりなんや。孫のこと考えたらここにずっとおってもね・・・。(中略)他の人のこと考えると、自分だけ浮かれとるようで、まだ誰にも言えんのや。(80代女性)
・解体は終わりました。もう家を建てる年でもないし元気はないから公営住宅待ちね。2.3年先なのかしら。(80代女性)
「文化」
・能登の人は祭りに命かけとるわ。外出とっても祭りになったらみんな帰ってくるわ。うちらはキリコが当たり前やと思っとる。祭り終わったらまた来年の祭り頑張ろうと思うんやわ。(30代男性)
◎ボランティアの感想
・仮設団地で感じたのは、地域の人々の結びつきが強く、皆さん仲が良いことだった。祭りなどの地域に根付いた文化が人々の結びつきを強くしたのだろう。「この辺はお金いらんよ。近所の人が野菜やら持ってきてくれるから」と。そのような周りの人を気遣う温かい文化もある。「ありがとう。今日はゆっくり眠れるわ。」と言って笑顔になってくれたことがとても嬉しかった。写真ではじっくり話をする様子や、心温まる素敵な俳句を手にするおばあちゃんとスタッフの笑顔いっぱいの表情や、みんなで楽しそうにクリスマスカードを作る姿が見られ、とても温かい気持ちになった。
・時が経つことによって、ほかの地域に住む人からは復興したという考えに反して、今も復旧がままならず、少子高齢化と人々の意識からボランティア不足に陥ってしまうという負の循環を垣間見た。能登から出るという選択をすることも、これからの人生を考えると妥当だと言えてしまうかもしれないが、それでも残ることを希望する人たちが存在することもまた事実である。そうした人たちにとって、これからの住まいや生活など心配することは多岐にわたるが、改善されにくい現状とのギャップに苛まれている。
(学生スタッフ 安福)
*私たちの活動は、日本財団、共同募金、住友ゴムから助成を頂き活動しています。
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