活動情報

令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュースNo.156

やさしや足湯隊レポート No.32

 

 第40次足湯隊の活動報告です。今回は2026年4月24日(金)から4月27日(月)の4日間活動しました。

 

 活動初日に訪れたのは、輪島市の先端にある西保地区の上大沢町と大沢町です。海が目の前に広がり、山々が連なるこの地域は水害で大きな被害を受けました。足湯隊が向かう道中も土砂が流入したままの場所や、ガードレールや車線がなくなっている場所も未だあります。

 

 集落を訪れると、仮設住宅から畑や草刈りをしに通われている方や、家に戻り、住み始められた方にも出会いました。仮設から通う漁師のKさんは船が土砂で流され、現在は小さな船で漁に出られています。「道きれいになったやろ!」という言葉に「帰る道がなかった頃からすれば、帰る道があることの喜びなんだ」(ボランティア感想、紺屋仁志さん)と実感させられました。

 

 その日の午後は西保地区の方々が多く暮らされている仮設住宅で足湯を行いました。卓球を一緒に楽しみつつ、「海人さんとして、ワカメ採りを15才から70才までしてました。一回潜ると約1分潜り2時間経つと止めないといけないのが能登のルールです。」「海好き?海も山も好きなんよ。ワカメは四月が一番おいしいんよ!」と、集落にあった暮らしのことを教えてくれました。

 

 翌日は「2026年中島牡蠣フェスタ」での足湯ブースです。牡蠣フェスタが行われるのは7年ぶりだそうで、足湯に来られたMさんは「前は商店街にお店もたくさんあって、そこから小さな店がブースを出してたんだよ」と話されます。仮設住宅から歩いてイベントに来られる方々もいました。この日初めて足湯を受けられたWさんは「足湯はする人とされる人のエネルギーの交換ですね!」と二度訪れてくれました。

 

 Wさんの足湯をされた永田さんは足湯のケアについて、「自分でも体をほぐすことはできるが、他者に触れてもらうことで『エネルギーの交換』のようなものがあり、癒やされる 」こと、仮設住宅で足湯を受けながら自身の病歴や体調について語り始める方々も見られ、「長い避難生活の中で当たり前になっていた不調に改めて気づき、必要なケアへつながる契機になっている 」(ボランティア感想、永田真子さん)と感想を述べられました。

 

  「エネルギーの交換」となる足湯は、ボランティアにとっても被災した方々と共にある関係を築くきっかけとなっています。そして、地域に帰ることが難しい現状があるなかで、「つぶやき」から彼・彼女達の暮らしの営みを聴き、記憶を共有していくことも私たちにできることの一つではないでしょうか。

(島村)

 

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投稿日:2026年06月02日